共に・・・・・・・・ずっといっしょ1 《 音滝 洸廉様より 》
前鬼を封印してから約三ヵ月が過ぎた。
とても寂しい・・・・・
小明は前鬼を封印した石に背を預け、その石を見上げた。
封印なんてしたくなかった。前鬼なら尚更だ。
「・・・・・・・・前鬼ぃ・・・・・・」
千明はもはや何も言わぬ石―前鬼に話しかけた。
「何とか言ってよ・・・
返事してよ・・・・ねえ・・・・・」
涙が零れた。


(・・・・・・・またかよ)
膝を抱え、小さき鬼神―前鬼は何もない黒き虚空を見た。
(なんで、オレ様を呼ぶんだよ・・・・・
オレ様はもう・・・・・この世に未練もねぇし、出番もねぇ。
もう戦う相手もいやしねぇし・・・・憑依獣もいねぇしよ・・・・
魔神獣だって・・・・なんで・・・・)
封印されて、もう何もする事なくて、それでも、
「逢えるんだったら・・・・・」
小明の声のする方に小さく呟いた。


「ん・・・・・・?」
小明は布団の中で顔を少しゆがめた。
夢を見た。
あの夢を――


『我が血を引きし者よ!』
「・・・・・・・!小角様!?」
小明は自分の視界に現れたご先祖―小角を見て驚いて叫んだ。
『小明よ。おまえは、前鬼と共に行きたいか?』
「え・・・?」
小角の以外な一言に小明はきょとん、となった。
『前鬼と共に行きたいか?
そう聞いたのだ。今なら、お前の魂を後鬼と同じように
かつての式神―光鬼の魂と一つにし、鬼神となれる。
だが、鬼神と歩む以上、お前は前鬼と共に封印され、二度と
この時代の者達とは会えん!
それでもいいのか?』
小明はすぐに顔を上げ、口をあけた。


「・・・・・・・ん?」
何もなき闇の虚空、そこから、一つの光が紡がれた。
「きゃああああああああああああ!!!!!」
「え?!・・・・うわああ!!!!」
どっしーーーーん!!!!とけたたましい音がした。前鬼は自分の
上になっている少女を見た。
「ち!!小明!!!?」
「前鬼!!!前鬼だー!!!
逢いたかったよーーーー!!!」
小明は童子姿の前鬼に思いっきり抱きついた。



【ぶるてりあ子コメント】
音滝さんより素晴らしい小説を頂きました。
400HIT超えただけでもぶる的には驚きなのに この様なお祝いの品まで頂いてしまって……しかも続き物!! ぶるには思い付きもしない内容に感動!!
音滝さんに足を向けて寝られません/(≧◇≦)\
もうもう小明嬢恋するヲトメなんです(〃´▽`〃)
可愛いよう!健気だよう!!
小角様の粋な計らいで再会を果たした二人はどうなってしまうのか!?
次回の展開が読めないですが 取り合えずは
前鬼、男なら責任持てよ。この果報者め〜(≧▽≦)
音滝さんありがとうございました m(_ _)m