「なんでおまえが・・・・・?」
「・・・・夢でね。小角様が出てきたの。
『おまえの望みを叶えてやろう』って・・・・・
それで、かつて使役してた鬼神、光鬼の魂と一つにして鬼神にしてくれたの。」
「光鬼・・・・・・だと?」
前鬼は、かつて後鬼の次に苦手だった女鬼神を思い出した。
小明と同じ髪の色で性格も同じで、
『もっとちゃんと戦いなさいよ!!!』
『うるせえ!!!やってんだろうが!!!!』
『どこがよ!!もっとカ入れないとね!!ヴァジュラだって威力上がんないのよ!!?』
『うるせえ!!!』
戦う時もいっしょで
『前鬼〜〜〜いっしょに寝ていい?』
『はぁ?』
『ほら〜昼間戦った憑依獣・・・・・』
『あれがどうした?』
『あの顔がまだ頭から抜けなくて・・・・』
『知るか。後鬼と寝ろよ』
『いいじゃない一晩くらい!!!』
『ものを頼む態度かそれが!!!』
じゃじゃ馬根性丸出しで
でも・・・・・前鬼と共にいたのはわずか一年で
光鬼は・・・・・・
『前鬼!後ろぉ!!!!!』
『くっ・・・!!!!
間に合わねぇ!!!!』
『死ね!!前鬼!!!』
『やめてぇぇぇぇ!!!!』
ヴァサラの斧の攻撃が当たる寸前で・・・・・
真っ赤な血が前鬼の視界が・・・・
光鬼の真っ赤な血で・・・・
・・・・・染まった。
『光鬼!!!!』
あの明かるかった光鬼が宙を舞った。
まるで嬉しくて跳ね上がっているように・・・・・
でも本当が違う。
右肩から横腹にかけて・・・・斬りつけられていたのが、
はっきりわかった。
『前鬼・・・・・あたしさ・・・・・いつか逢いに行くよ・・・
遅くなっちゃうと思うけど・・・
でもいつかきっと・・・・』
(・・・・・・!まさか!?)
前鬼は弾かれるように小明を見た。
「・・・・なに?」
期待していたように
待っていたように
小明は聞いた
「小明・・・・お前まさか・・・・・・!」
「あたしもこうなるまでわかんなかったけど・・・・
思い出したの・・・前鬼・・・」
「小明・・・
思い出すのがおせぇんだよ・・・・」
(まあいい・・・・か)
「うんごめんね」
「もう・・かまやしねぇよ・・・」
帰ってきた
もうそれだけで十分だった。
いつの間にか、前鬼は元に戻っていた。
小明も護法神衣を纏っていた。
この姿こそ二人の真の姿だった。
「よく、帰ってきた」
「うん!!」
暗い闇のなか小明事、光鬼は前鬼の首に腕を回して抱きついた。
前鬼も光鬼に戻った小明を抱きしめた――
【ぶるてりあ子コメント】
音滝さんより小説第2弾を頂きました。
前鬼と小明の知られざる前世での絆を伺い知る事が出来ます。
更にあのヴァサラが2人の過去に一枚噛んでて嬉しい。悪だけど好き。
うちの小説にはなかなか登場しないと思いますが…。御免よヴァサラ/(‐o‐;
しかし、憑依獣の顔が恐くて前鬼と褥を共にしようとする彼女は……。
余りにも危険や…!無防備過ぎるで自分/(>◇<)\
男はいつでも狼!!犬神狼だわよ!(意味不明)
私的には前鬼×小明なら何処までもドコまでもオッケェさ(`凵L)ククク
あまりにも萌えな小説にぶるの体から邪気が溢れ過ぎて祓われてもおかしくはない位暴走ぎみ。
音滝さん罪作りな小説ありがとうございました。
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